「株式会社 antead」

代表取締役 板垣 佑弥
記事編集:佐渡総合高校
今回紹介する人物は、株式会社 anteadの代表取締役、板垣佑弥さん。

板垣さんの経営する株式会社anteadでは、「暗い現代社会で少し先の未来を照らす、人々の思いに寄り添う存在でいたい」という思いから、「ante(前へ)+read(導く)」=「antead」という会社名を掲げ、「誰かの一歩を後押しする」ウェルネス事業を展開していく予定です。
「anteadの取り組み」
板垣さんは“佐渡にしかないもの”を使った商品の開発に意欲的です。
そこで、anteadでは佐渡島産の香料を使った入浴剤の開発・販売の事業化に取り組んでいます。
佐渡島には現在オフィスを構えており、今後は香料の蒸留所や原材料を作るための循環型農業拠点としての活用を検討しているそうです。
「佐渡島に来て」
板垣さんが初めて佐渡島に来たのは2020年12月。新潟県や佐渡市のベンチャー支援・雇用創出に対する考え方に共感した点が多かったからだそうです。
その後、板垣さんの参加するオンラインサロンの企画として20名前後のワーケーションツアーを佐渡島で開催し、2021年10月には商品開発に活かせる佐渡島の産品を探す目的で佐渡にいらしたそうです。


佐渡島では、飲食店や観光地はもちろん、農家、陶芸の窯元や昔ながらの里山を実際に見て回り、島内ほぼ全ての道路を一度は通過したくらいくまなく周ったそうです。
「佐渡島の人々」、「ゆっくりと流れる時間」、「無限の可能性を秘めた自然」に惹かれた板垣さん。
佐渡島の産物を活かし、人と地球と社会がより健康・健全を目指し続ける状態(=ウェルネス)に繋がる事業展開をしたいという思いが強くなったそうです。


「佐渡島にしかないもの」
今回、板垣さんへの取材を通して佐渡島に住む私たちでも気づかなかった「佐渡島の強み・弱み」をより深く知ることができました。
私たちはSDGsの観点から本来捨ててしまうアテビの廃材を使い、卓上消毒液「アロマッティ」を制作し、文化祭で販売しました。


板垣さんのお話を聞いて、佐渡島で手に入るものを活かしたこのような商品が魅力に繋がるのだと気づかされました。
“佐渡島にしかないもの”も沢山あるため、今後の活動で佐渡島内外の人に魅力を発信していきたいです!